インパクトのあるチラシタイトルの作り方 注意したいポイントと事例を紹介
このコラムでは、ビジネス用のDM、ポスティングチラシ作りに使えるインパクトのあるタイトルの作り方のコツやテクニック、事例を紹介します。載せる写真やイラスト、レイアウトなどチラシデザインはもちろん大切ですが、最初に読まれるキャッチコピーなどのタイトルは、集客アップにつながる非常に重要な要素。読み手の悩みを解決に導く、自社の商品のアピールポイントが伝わるようなタイトルが理想です。いくつかのコツを踏まえて、問い合わせにつながるようなシンプルで説得力のあるチラシタイトルの作成に活かしましょう。
インパクトのあるチラシタイトルの作り方は?
ここでは、インパクトのあるチラシタイトルの作り方についてご紹介します。チラシタイトルの作り方のポイントは、一目で読み手の興味を引くタイトルにすることです。例えば、スーパーにおけるPOPの販促方法や通販番組を参考にするとわかりやすいですが、短時間で相手の興味を引くためには、インパクトが必要となります。購入という結果につながるように、まずはチラシを見てもらえるよう、インパクトのあるタイトルを作成しましょう。
引きのあるタイトルを付ける
読み手の印象に残りやすい表現を盛り込み、引きのあるタイトルを付けることが大切です。読んだ人にどのようなメリットがあるかを記載し、商品・サービスのイメージが連想しやすいような工夫を入れることがポイントとなります。
例えば、事前に収集したデータを元に「お客様満足度ランキング1位の●●」というタイトルであれば、商品が多くの人から支持されていることが伝わりやすいです。「1分に●個売れています」なども、最近よく目にします。数字を効果的に使うことで、「そんなに売れているって、どんなにすごい商品なんだろう?」という気持ちを引き起こし、誘導します。
また、「●●エリアで人気拡大中」「●●しがちな方必見」など、エリアや対象を限定することで、手に取る人が「自分のことだ」「自分にも当てはまる」と感じさせることも有効です。他人事ではなく、自分事として捉えられると、興味を引くことができます。
読み手の気持ちを想像しながら、ターゲットの悩みを解決に導くような、引きのあるタイトルを作成しましょう。
フォントで個性を出す
商品やサービスのイメージに合わせて、フォントを変えて個性を出すことも一つのポイントとなります。例えば、力強さならゴシック体、高級感を出したいなら明朝体がおすすめです。また、子ども向けの玩具であれば、手書き風の文字でやわらかい雰囲気を出すのもいいでしょう。Webから無料でダウンロードできる「フリーフォント」を検索し、用意して使う方法もあります。読んだ人の印象に残りやすくなるため、フォントを工夫して個性を出すことを意識しましょう。
チラシのフォントについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
チラシのフォントは何がおすすめ?種類や文字サイズの選び方
商品やサービスのイメージに合う配色にする
商品やサービスのイメージに合う配色にすることも大切です。例えば、大人の女性をイメージするなら暖色系、男性的なイメージは寒色系のカラーにするといいでしょう。ターゲットに合わせて配色は適切なものを選択するようにします。配色によってチラシの情報が伝わりやすくなる効果もあるため、背景の色とフォントの色のバランスも見ながら、商品やサービスのイメージに合う配色を選びましょう。
チラシタイトルを付けるときは何に注意する?
ここでは、チラシタイトルを付けるときに注意すべきポイントについてお伝えします。タイトルの長さや表記などに注意しながら、簡潔で読み手に伝わりやすいチラシタイトルを作成しましょう。
タイトルは長くなり過ぎないように
情報を詰め込みすぎると読者にとって読みにくくなるため、タイトルは長くなりすぎないように注意しましょう。簡潔で短めのタイトルが理想です。縦なら25文字、横なら30文字程度が好ましいといえます。SNSの「Twitter」のTweetをイメージするとわかりやすいのですが、短文で分かりやすくインパクトのある情報ほど拡散されやすい、つまり読み手の心を動かしやすいという傾向があります。そのため、長くなりすぎないように注意しながら、短く読み手に伝わりやすいタイトルを意識しましょう。
誇張した内容は避ける
過度に誇張した表現のタイトルは信ぴょう性が薄くなるため、逆効果となる場合があります。また、景表法や薬事法などの法令に違反する可能性もあるため、根拠のない誇張した内容の表示は避けましょう。実質が伴っていなければ信頼を失いかねないことを踏まえる必要があります。
著作権に該当する言葉は使用しない
論文や小説などに含まれるフレーズには著作権があります。そのため、誤って利用するとトラブルに発展するおそれがあります。事前に著作権に接触しないか調べておき、著作権に該当する言葉は使用しないようにしましょう。
反響のあったチラシタイトルの例
ここでは、反響のあったチラシタイトルの例をご紹介します。実際にタイトルを作成する際には、工夫したポイントなどをぜひ参考にしてみてください。
南向き、桜向き。【分譲マンション】
*工夫したポイント
不動産企業の分譲マンションのチラシのキャッチコピーです。簡潔でありながら、南向きで日当たりのよい物件であること、春には窓から満開の桜を眺められることが読み取れます。
*反響
不動産のチラシの反響率は一般的に、1万部で1件(0.01%)の内覧といわれていますが、このキャッチコピーを記したチラシを配布したところ、0.01%以上の反響を得られました。
ビールを飲んでクルマを買おう!【カーディーラー】
*工夫したポイント
カーディーラーのチラシのキャッチコピー。40~50代の男性をターゲットに、カーディーラーに来場すると来場特典としてビールセットを贈呈するという企画でした。車購入の準顕在層から顕在層を店舗に呼び込む目的で作成し、ビールと車という、関連性の薄いものをあえて組み合わせることで、興味を引くと考えました。ちなみにこのチラシの形状は、ビールジョッキの型抜きをしたもので、デザイン面でのインパクトも大きかったです。
*反響
新規顧客の来場・商談につながりました。
想像以上にパーソナル【パーソナルトレーニングジム】
*工夫したポイント
パーソナルトレーニングジムのチラシのキャッチコピー。パーソナルトレーニングジムは、「トレーナーがマンツーマンでトレーニングしてくれるジム」という共通認識を前提とした上で、その想像を上回る、一人一人に合わせた完全オーダーメイドのトレーニングメニューや食事のアドバイスなどを受けられることが伝わるようにしました。そのジムの特長を簡潔にズバリ言い当てることで、読み手にダイレクトに刺さるキャチコピーです。
*反響
新規会員の獲得につながりました。
インパクトのあるチラシタイトルの作り方 まとめ
チラシタイトルで、DMやポスティングの反響は大きく変わります。一目で読み手が簡単に商品のメリットを理解できるような、シンプルで洗練されたタイトルの作成を意識しましょう。タイトルの候補をいくつか考えた後に、ターゲットと同じ年代や性別の第三者に客観的にチェックしてもらう方法も効果的です。インパクトのあるチラシタイトルで、着実に集客アップにつなげましょう。
自社でインパクトのあるチラシタイトルを作る自信がない…という方へ
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