【事例付】介護・デイサービス業界の新聞折込 効果と失敗しないコツを紹介

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「とりあえず新聞折込を考えているけど、本当に有効だろうか?」「ポスティングとどう違うんだろう?」新聞折込を初めて実施する際、不安に感じることもあるでしょう。また、コロナ禍が落ち着き、介護施設への需要が戻ってきていることや、2024年の介護報酬の改定により軽度者向けサービスが対象外になる可能性などもあり、集客を強める企業が多いタイミング。介護やデイサービス業界の御社が、競合企業に遅れをとらないための、新聞折込で失敗しないコツを、チラシ販促歴20年の当社がご紹介いたします。

介護・デイサービス業界で新聞折込を実施するメリットとは?

まずは介護業界ならではの新聞折込の効果・メリットをご紹介します。

高齢者層にアプローチしやすい

新聞購読者の年齢層は高齢者がメインとなります。最も多いのは70代以上で、60代と50代が続きます。そのため、新聞折込はご利用者様本人やそのご家族といった、御社のターゲット層にダイレクトに届けられる可能性が高い販促策と言えます。

新聞をとっている年代別の割合

※参照:メディアに関する全国世論調査 第14回調査(37ページ)

チラシを配る方法としてポスティングもありますが、配布する際に年齢でセグメントができるわけではありません。高齢者層へのアプローチ方法としては、新聞折込の方がより無駄なく販促費を使えることにつながるでしょう。

経済的余裕がある層へアプローチできる

新聞購読者は、ウェブでも情報収集ができる現代においても「わざわざお金をかけて情報を取りにいく顧客層」です。そのため「比較的、経済的に余裕がある世帯」の可能性が高いと考えられます。費用面で比較検討されやすい有料老人ホームの集客の場合、特に効率良く対象ユーザーに届けることが可能です。

新聞折込とポスティングの違い

同じアナログ販促として良く比較される「新聞折込」と「ポスティング」。それぞれの特性を認識し、それに合わせた販促を実施することで、より費用対効果高く集客ができます。

新聞折込 ポスティング
配布方法 新聞社の販売店が折り込んで、配達員が行う ポスティング会社の配布員が手配り
配布エリア
広範囲は可能だが、丁目ごとの指定は不可

広範囲~物件単位も可能
単価
※当社実績より

B4サイズで3円半ば/枚
※エリアにより違いあり

B4サイズで4円半ば/枚
※23区内の場合
配布スピード・配布期間
当日(1日)で配布完了

配布部数によって数日かかることも

 

上記の表のとおりポスティングは小回りが利き、地域に広く認知させることが可能です。そのため「近隣住民」「介護マッサージセンター周辺」など、ポスティング会社に依頼する際には、御社で配布エリアを指定するなどエリアを絞って配布することができます。
一方、新聞折込は配布できるエリアの指定が、販売店ごとでカバーしているエリア単位になるため、ポスティングほど小回りが利きません。ただ、高齢者層や経済的に比較的余裕がある層に届けられる媒体、という優位性があるため、エリアの指定を優先するか、居住者層の属性を優先するかでポスティングと新聞折込を使い分けるといいでしょう。

介護・デイサービス業界のチラシ事例

新聞折込とポスティング、各配布手法の特徴に合わせてチラシを配っても、チラシ自体がユーザーに刺さらなければ結果にはつながりにくいです。ここでは、介護・デイサービス業界の新聞折込のデザイン例と成功ポイントを解説していきます。デザインを外注する場合でも、提示されたチラシのチェックの質を上げることができるためぜひ参考にしてください。

施設のスペックを訴求するチラシ

チラシを使った販促では、興味のある情報が乗っているチラシであれば、手元に残して検討してもらえるという特徴があります。そのため、「費用」「設備」「立地」などの施設のスペックを明記しておくことで、比較検討される際の判断材料になります。特に「〇〇駅から徒歩〇分」などの通いやすさは、ご家族が通いやすいことを想起できるため、ご利用者様にもご家族にも魅力として伝わります。

介護業界・デイサービスのチラシA

【注意】不動産のチラシと誤認されないようにする

施設の写真を大きく載せるチラシが多いですが、陥りがちな失敗があります。それは「不動産のチラシ」と誤認されてしまうことです。チラシは、手に取った人が3秒で手元に残すか・捨てるかを決めると言われています。そのためぱっと見で「不動産のチラシ」と誤認されない工夫が必要です。具体的には、介護施設のチラシであることが一目で分かるように、入所者のイメージ写真や「老人ホーム」という記載を目立たせるようにしましょう。

利用イメージを湧かせるチラシ

介護施設を選ぶ方にとって、きっかけとなるのは具体的なお困りごとや「こうだったらいいのにな」という潜在心理に訴えることです。
このチラシでは、「寝たきりにしない」という、老後のネガティブなイメージを払拭させるキャッチフレーズを入れています。「無料体験のご案内」などを一番目立たせるチラシも多いですが、ご利用者様やご家族がそのサービスを受けることでポジティブな将来をイメージできることが重要となります。例えば、「退屈な生活になりそう」「自由がなくなってしまう」「介護ストレスが不安」「本当に見守ってくれるか」など様々な不安を思い浮かべることができますが、自社でキャッチフレーズを考えるのは難しいと感じることもあると思います。その場合は、デザイン会社への外注も視野に入れましょう。

介護業界・デイサービスのチラシB

ご家族の不安払しょくを訴求するチラシ

ご利用者様本人よりも、そのご家族が介護施設への入所を検討することが多いです。そのため、そのご家族の不安に寄り添う内容は効果的です。「家族で介護は疲れた」「どういったサービスを受けられるか」など、よくある悩みを記載することで興味をかき立てることができます。また、柔らかい色合いのイラストを使用することで、具体的な不安持った人だけでなく「将来の介護が漠然と不安」など潜在的に考えているご家族でも、気軽に相談ができる印象を持たせましょう。

介護業界・デイサービスのチラシC

反響を上げるためにはデザインだけでなく、チラシのサイズを変えることでもアイキャッチになるなど、効果を高められる可能性があります。ぜひご参照ください。

介護・デイサービス業界が新聞折込で失敗しないコツ

ここでは新聞折込の失敗を少しでも回避するコツを3つご紹介します。できる部分だけでも実践してみましょう。

ご家族視点のメリットをメインでアピール

介護業界ではご利用者様本人ではなく、そのご家族が手続きを進めることが多いです。そのため、不安を払拭する「24時間の見守り体制」や「充実した設備」をチラシに盛り込む優先度は高いです。チラシは紙面に限りがあるため、記載できる情報にも限界があります。まずはご家族向けの情報に絞った内容でアピールするといいでしょう。

ただ、最終的にはご利用者様本人にも「ここを利用したい」と感じてもらう必要があります。施設内で充実した1日を過ごせることや、ご家族とも会う機会を作りやすいなどの魅力を伝えましょう。

チラシ内では盛り込める情報量が限られているため、チラシではご家族向けの情報に絞り、お問い合わせ後にご利用者様への魅力を伝えるなど、伝える機会を分けるといいでしょう。

利用者の声を入れる

「できる限り、最後まで慣れ親しんだ地域で家族と過ごしたい」というご高齢の方は多く、そのご家族は介護施設を利用することに罪悪感を持ってしまうことも少なくありません。そのため、施設に入所してもご利用者様が満足して過ごせるイメージを持たせることが重要です。その際に有効なのが「サービス利用者の声」を盛り込むことです。

介護業界のお客様の声

「本当に見守ってもらえるだろうか」など不安が膨らみやすい介護業界にとって、サービスを実際に利用した方の声は不安を払拭できる重要な要素となります。実際に利用している方にインタビューしたり、アンケートを取るなど、できるだけそのままの言葉で載せることができれば、実際に利用した際のイメージを湧かせることができます。

できる限り「利用者のイメージ写真」と「手書きの回答」など、利用者の姿がイメージできる内容にすることがコツ。顔写真は、ご本人のものを掲載するのが難しい可能性が高いため、代わりとなるイメージ画像やイラストで問題ありません。リアルな声として伝わることが重要です。

新聞折込を実施するには?

では、実際に新聞折込を依頼する場合はどのような手順が必要なのかを簡単に紹介します。

新聞折込が実際に配布されるまでの流れは下記の通りです。新聞折込は1日で配布が完了するため、依頼から1、2週間以内にユーザーの手元に届けることができます。

新聞折込でチラシが配布される際の流れ

新聞折込の申し込み先については下記の記事で詳細に解説しています。

配布依頼では、細かいエリアの調整など依頼先との連絡が多発し、想定以上に時間がかかってしまう場合があります。弊社が提供しているDXツール「DEECH」では、ブラウザ上で感覚的に配布エリアを選定し、そのまま「発注」ボタンを押すだけで完了。発注業務の工数を1/3にした実績もあります。

媒体資料のダウンロードはこちら

介護・デイサービス業界の新聞折込 まとめ

介護業界では「高齢者」「経済的余裕がある層」に届けやすいという特性から新聞折込が有効です。また、反響効果を上げるコツはご家族向けのメリットをアピールする、利用者の声を入れる、などがあります。今回ご紹介したコツを参考にして新聞折込を実践していきましょう。

初めての販促実施ではまだまだ不明な点が多いと思います。アナログ販促歴20年の当社であれば、今回ご紹介したコツを基にご支援することが可能ですので、お気軽にお問合せください。

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