不動産広告にチラシは有効です。検討期間が長いため手元に取っておき家族で相談する際など役立つほか、低コストで成約時の高いリターンも見込めます。
今回は不動産チラシの有効な理由と効果を高める方法をご紹介します。デザイン例も紹介しているので、ぜひ集客にご活用ください。
不動産企業に特化した反響の出るポスティングノウハウ集を提供しています。無料でダウンロードする
目次
不動産業界の集客におけるチラシの効果
ここでは不動産業界の集客におけるチラシの効果を紹介します。チラシの内容は、リフォームや新築の完成見学会、分譲マンションの売り出しなどさまざまありますが、効果は共通して見込めます。
紙ならではの「手元に取っておいてもらえる」強み
チラシは手軽に保管しておける点が特徴です。ウェブ広告は、スクロールされてしまうと広告表示が流れてしまいますが、紙の場合は手元に取っておいてもらいやすい利点があります。
不動産という高単価で検討期間が長いという商材の特性上、1つの情報だけで即決するということはまずありません。例えば新築物件なら、複数のモデルルームや土地を見て比較しながら、最終的に決定するでしょう。特に、家族間で情報を共有する際など、チラシという媒体があると認識してもらいやすくなります。
費用対効果が高い
チラシ1枚あたりの印刷費や、ポスティング・新聞折込する際の単価は数円程度です。不動産はどれも高額商材なため、チラシで売買の契約が1件でも決まれば、十分投資する費用を賄える計算になります。
ただし、配布する際は何千部、何万部という単位で撒くことになりますので、単価が安いからと安易に考えるべきではありません。不動産会社がチラシで集客効果を上げるならば、自社のターゲットがより多くいるエリアに優先的に配布したり、反響が出やすいエリアにターゲティングすることが重要です。
近隣住民の集客効果を期待できる
不動産の購入を検討しているターゲットは、特定の地域に絞って物件を探す人が多い傾向にあります。例えば、「両親の近くに住みたい」または「今の職場からあまり遠くならない場所に住みたい」等の意向が考えられるからです。お子さんがいる世帯では、学区を変えたくないというニーズもあるでしょう。チラシは近隣住民や特定のエリアのターゲティングに適している販促手法なので、不動産の販売にも効果が表れやすいといえるでしょう。
不動産企業に特化した反響の出るポスティングノウハウ集を提供しています。無料でダウンロードする
チラシの費用対効果を高める方法
不動産は高額商材であることから、十分に広告投資分を賄えるリターンが期待できる「チラシ」。とはいえ、せっかくチラシを作るのであれば、可能な限り費用対効果があがる形で活用したいものです。
ここでは、より一層チラシの費用対効果を高める方法をご紹介します。チラシの使い方や、配布時のコツ、さらにデザインのポイントを解説していきます。
不動産チラシはポスティングがおすすめ
不動産チラシの配布方法にポスティングをおすすめする理由は、印刷したチラシをどうターゲットに届けていくか、という点にあります。ポスティングには「届けたいエリアに広く・小回りが利くチラシ配布ができる」というメリットがあります。特に、「新聞購読者」に対して配布する新聞折込と異なり、ポスティングは母数を確保しながら、配布禁止の要望があった際など、物件単位で配布する・しないを選択することができる、小回りが利く配布方法です。また、配布量も自社で決められるため、反響率も想定しやすいところも特長のひとつです。
弊社では、創業から20年以上不動産のポスティングを実施してきており、チラシのデザインから投函の仕方まで、反響を出すノウハウが豊富です。お見積りはこちらからお気軽にお申込みください。
不動産のポスティングの効果については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
集合住宅を中心に配布する
ポスティングを行うとしても、「とにかくバラ撒く」のは効率が出にくいためおすすめできません。不動産販売のチラシを配布する際は、基本的に「戸建てよりも集合住宅に配布するほうが効果的である」と言われています。なぜなら、その物件が賃貸であれば、戸建て物件の居住者よりも「住宅を購入したい」という意向がある可能性が高いためです。
また、賃貸でなくとも、自分の親のためにもう一部屋購入したい、という需要もあるでしょう。このように、不動産チラシをポスティングしたい場合は、「戸建配布」や「軒並み配布」ではなく、「集合配布」を選択すると効率的だと覚えておきましょう。
さらに土地の売主側のニーズとしても、新築マンションの売却ニーズは意外と高いということがあります。賃貸ではないマンションでも、住み替えを検討している方は一定数いるという点も頭に入れておいても良いかもしれません。
チラシのデザインは統一する
チラシ配布は単発ではなく、継続する方が効果は高まります。作成時に意識すべきなのが「統一感のあるデザイン」にすることです。フォントの統一はもちろん、コーポレートカラーなどを統一することでどの物件のチラシなのかを意識してもらうことが狙いです。企業としてのキャッチコピーなどのテンプレートを用意しておくこともおすすめです。
チラシのデザインも費用対効果を高めるポイントのひとつです。まず、ターゲット層が認識しやすいデザインにすることが必要不可欠です。どこに重要なポイントが書いてあるのか、そもそもなんのチラシなのか、などがわからなければ意味がありません。物件情報や間取りをわかりやすく載せることはもちろん、印象に残る色遣いや写真などの工夫が必要です。チラシのサイズや文字のレイアウトなどを変更してみたり、物件のテイストに合わせて用紙の質感を変えたりしてみるなどしましょう。エクセルなどで自作するのも良いですが、統一感を持たせたチラシを継続して作成するには、デザイン経験の豊富なプロに依頼するのもおすすめです。
弊社では、不動産のチラシで反響が出た事例が多数ございます。事例集はこちらから無料でダウンロードできますので、ぜひご覧ください。
【不動産会社向け】チラシデザインのサンプル
ここでは、反響のあったチラシデザイン例をいくつかご紹介します。いずれも物件の外観写真と料金を全面に出したオーソドックスなチラシではなく、物件の特性や、ターゲット顧客に合わせてデザインして差別化しているのがポイントです。
デザイン例1 B4サイズの分譲戸建て物件のチラシ
*デザインの特徴
B4サイズの分譲戸建て物件のチラシです。キャッチコピーの「The Gift」に合わせて、チラシ全体を、リボンがかかったギフトボックスに見立てています。物件の外観やスペック情報を掲載せず、一般的な不動産チラシとは異なるビジュアルにすることで、この物件のターゲットである、ライフスタイルにこだわりがある若年層のファミリーに手に取ってもらえるようにしています。紙質は厚めのマット紙にし、上質なライフスタイルを提供する物件であることを感触からも伝わるようにしました。
デザイン例2 ハート形の型抜きをしたチラシ
*デザインの特徴
バレンタインシーズンのキャンペーン告知に合わせ、ハート形の型抜きをしたチラシを作成しました。ファミリー世帯の場合、ポストからチラシを取り出すのは主婦の方が多いことから、女性の目に留まりやすいようにピンクと茶色の組み合わせで柔らかい雰囲気を出しました。スクラッチを付けて「ついやってみたくなる」仕掛けを設けることでモデルルームへの来場を誘引しています。当たりが出ると、会場でプレゼントサービスを受け取れるようにしており、潜在顧客の集客につなげました。
デザイン例3 新築分譲マンションのチラシ
*デザインの特徴
「新築分譲マンション=値段が高そう」という印象を極力下げる工夫として、「頭金8万円で購入可能」のコピーを目立つように入れています(チラシ右側)。紙は、ザラザラとした手触りが特徴で段ボールの材料にも使われるクラフト紙を使用し、カジュアルな印象を出しています。その他、ファミリー層をターゲットにしていることから、駅や商業施設が近い点やお得感を演出したキャンペーンの文言なども採用しました。
不動産のポスティングの反響が出せる理由については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
祖業から実施している当社の不動産ポスティングノウハウをまとめた資料は、こちらからダウンロードできます。
不動産業界の集客の効果を高めるチラシ まとめ
不動産は高単価かつ検討期間が長いという商材の特性上、チラシの「紙として残る」というメリットとマッチしやすいです。
また、効果を高めるためには「ポスティングの実施」「その際にはマンションを狙うこと」そして「統一感のあるデザインで作成すること」というコツを押さえて作成しましょう。デザイン例のように、物件のターゲットに合わせたチラシをデザインし、より効果の高い集客につなげてみてください。
不動産のチラシで効果を出すならDEECHをご利用ください
エリアマーケティングツールDEECHは、ポスティング・新聞折込が商圏分析しながらエリア選定できるツールです。学区を表示できる機能や、反響のあったエリアを見える化できる機能も備えており、物件販売のための集客に活用頂いています。
1週間の無料トライアル実施中ですので、お気軽にお申込みください。