問い合わせ件数が1.5倍　25年の実績伝えるLPで安心感を訴求

株式会社エール
社長室　室長
田中　健太郎さん

個別指導塾の「エール学院」と、不登校のお子さんを対象にした学校「エールフリースクール」を展開していらっしゃいます。これまで、生徒の募集はどのようにされていましたか。

田中　新聞折込チラシが販促費の6割、残り4割でウェブ広告を実施していました。新聞折込チラシは、反響が出にくくなっていたのですが、従来からやってきている方法だったので、割合を減らすことには恐怖心がありました。なかなか別の手を打つアクションを取れずにいたのです。

しかし、2020年に新型コロナウイルスが蔓延してからは、従来のやり方に関わらず集客ができなくなってしまった。であれば、これを機にウェブ広告の割合を増やしてみよう、という結論に至ったのです。

当社のターゲット層は、小学生から高校生の子どもを持つ親御さん。特にお母様になるので、新聞折込とのマッチ度も低くなってきていました。現在ではポスティングに切り替え、ポスティングとウェブ広告の割合は半々くらいです。

ウェブ広告のリプレイス先として当社をお選びいただきました。どのような基準で広告会社を比較検討していましたか。

田中　これまで依頼していた広告会社がウェブ広告事業から撤退することになり、代わりに対応してもらえる企業を探していました。以前は、ウェブ広告の運用、チラシのデザイン、チラシのポスティングを別々の企業に依頼していたのですが、次はウェブ広告も紙の広告もまとめて依頼できる企業に、と考えていました。別々に依頼する手間を削減したかったことと、ブランディングの面でも、ウェブ広告と紙の広告でデザインを統一する必要があると感じていたからです。

また、個々の販促策だけではなく、当社の「マーケティング」という視点から俯瞰してサポートしてくれる企業を求めていました。例えば、ウェブ広告の割合を増やすにしても、現在の紙広告の予算をどれだけ振り分ければいいのか、当社の販促策の課題と改善策なども含めて相談したかった。その点は、エリアマーケティングツール「DEECH」（ディーチ）を紹介していただいた際に、どのエリアに対してどの販促策を実施したらいいかが可視化しながらアドバイスがもらえそうだなと感じました。

実際にご依頼いただいてから、ウェブ広告の成果はいかがでしたか。

田中　まずはウェブ広告に合わせてLPの制作を依頼させてもらいましたが、フリースクールの方では月間のお問い合わせ件数が、前年同月比で1.5倍に伸びました。

当社のフリースクールは、全寮制であることが差別化ポイントの一つです。ただ、何らかの事情で不登校のお子さんのいるご家族に取って、一刻も早く学習できる環境にお子さんを送り出したい気持ちはあるものの、いきなり寮に預けることには抵抗を感じる方もいらっしゃいます。

LPや広告は、1対1の個別指導塾であることや、学習塾としては地域密着で25年以上の実績があることがしっかりと伝わるデザインで作成できました。以前は営業色が強いデザインでしたが、DEECHさんのデザインでは優しい雰囲気を表現していただきました。検討者の不安を払拭する内容になったことで、問い合わせのハードルも下がったのではないかと感じています。

マーケティングの面で、感じている変化はありますか。

田中　かつてウェブ広告を実施していた時は、都度配信結果のレポートはもらっていたものの、具体的に何をどのように改善するか、という策がないまま続けてしまっていました。DEECHさんでは、毎回のレポーティングで結果を踏まえた次の改善策をセットで提案いただけるので、最適化に向けて一歩ずつ着実に進められている気がしています。

その他に、改善されたことがあれば教えてください。

田中　コストを抑えるためにチラシを自分達でデザインしていたことがありました。デザインについて素人の者が業務のかたわら取り組むので、毎回四苦八苦しながら作成していたんです。DEECHさんに冬期講習に向けたチラシ制作を依頼してみたところ、上がってきたデザインを見て「やっぱりプロに頼んだ方がいいな」と素直に思えました。強調したい部分の色の使い方やメリハリの付け方などで、内容は同じでも印象が全く変わりました。

チラシの内容も、削ると当たりが出るスクラッチを付けることをご提案いただき、これまで自分達では思いつかないアイデアでした。従来よりも反響が出そうだなと感じています。

今後、弊社に期待するのはどのようなことですか。

田中　コロナ禍を経て、財布の紐が固くなっている世帯が多くなっている印象です。塾を比較検討する際も、安さや手っ取り早さで選ぶ方も増えているでしょう。当社の事業はニッチなニーズに応えるサービスなので、大手企業と同じやり方では太刀打ちできません。DEECHさんはその点を理解した上で提案してくれていると感じています。

ポスティングも、以前は費用が安く済む協力会社さんに依頼していたのですが、併配だったこともあってか、ある時から反響数がガクッと落ちてしまっていました。配布エリアの選定は感覚値で行っていたのですが、今後はDEECHを使って各教室の商圏の年齢層や世帯年収などで絞り込むなど、「なぜそのエリアに配布するのか」を決める材料があるのは、かなり心強いです。どのエリアからの問い合わせが特に多かったかをプロットで可視化し、次回のキャンペーン時にはそのエリアに広告を集中投下する、ということもできると考えています。新規開校する際などにも、どのエリアに出店すべきなのかをDEECHを使って検討できそうです。

―ありがとうございました。

【関連資料　無料ダウンロード】