ポスティングの平均単価 料金相場が決まる要因と費用を抑える方法

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ポスティングの単価が決まるのは、原価である配布スタッフの「人件費」をベースに、配布エリアの地形や住宅の密度、チラシの種類や配布期間など、複数の要因が関係しています。各要因と費用を抑えるにはどうしたらいいのかを解説し、関東一都三県の平均単価を紹介します。

 

ポスティングの原価は配布スタッフの「人件費」

ポスティングの原価は1人の配布員が何枚配れるか、です。つまり、チラシをポストに投函する配布スタッフの人件費が原価なので、納期内にポスティングを完了するために人数を増やさなければならない場合は、当然単価が上がりますし、人数が少なく済めば単価は下がります。

配布スタッフの人数の増減に関わってくるのが、この後紹介するポスティングの単価・料金相場が決まる要素です。

 

ポスティングの単価・料金相場が決まる要素

ポスティングの単価を左右する要素は、基本的に

  • 効率よく配布できるかどうか(配布エリアの住宅密度と地形、配布セグメント)
  • チラシの種類
  • チラシの枚数
  • 配布期間
  • 配布形態

の5つです。それぞれについて、詳しく紹介します。

 

配布エリアの住宅密度と地形

例えば、住宅地が密集していて、道路が平坦で区画整備されている東京都世田谷区などは、効率よく配布できます。何度も同じ道を行ったり来たりする必要がないからです。一方で、神奈川県横須賀市のような、古くからの街並みが残っており、住居が点在している上に、山も多いため配布スタッフが1日当たりに配れる枚数は、世田谷区で配布するよりも少なくなる、つまり配布効率が下がるでしょう。配布スタッフを増やさなければなりません。

 

世田谷区の地形
平坦で、直線の道が多いので、
ポスティングの効率も高い。

世田谷区の地形
Map data ©2021 Google

横須賀市の地形
山が多く行き止まりの道が多いため、
ポスティングの効率が低くなる。

横須賀市の地形
Map data ©2021 Google

 

この場合、単価は横須賀の方が世田谷よりも2円ほど高くなります(当社実績)。

住宅密度と地形について、単価が上がる要因と下がる要因をまとめると下記です。

単価アップ要因
(配布効率↓)
単価ダウン要因
(配布効率↑)
  • 戸建て住宅が多い
  • 住居が点在している
  • 古くからの街並みが残っていて、道が整備されていない
  • 道が袋小路になっている
  • 坂道や山が多い
  • 集合住宅が多い
  • 住居が密集している
  • 開発などによって区画整備されている
  • 碁盤の目のような道が多い
  • 道路が平坦で坂道や山が少ない

 

 

配布セグメント

ポスティングの特徴として、「配布セグメント」を選択することができます。配布セグメントとには主に、下記の3つの分類があります。

  • 集合:アパートやマンションなどの集合住宅にのみ配布する
  • 戸建て:戸建て住宅にのみ配布する
  • 軒並み:集合・戸建てを問わず配布する

住宅の密度が高い都心部では、軒並みの方が安くなりやすいですが、軒並みよりも集合配布を選択した方が、単価が安くなる場合があります。

というのも、大型のマンションなどでは集合ポストが設置されていることも多く、短時間で数十戸から100戸にポスティングができる場合もあります。軒並みの場合は、戸建て住宅にもポスティングすることになるので、1軒1軒に配布するには、何度も同じ道を行ったり来たりしなければならない場合もあるため、効率が落ちます。

そのため、例えば世田谷区の場合は、住宅の密度が高いのでそもそも単価設定は比較的低いですが、配布セグメントを「集合」で選択して配布すると、さらに0.5~1円程度単価が安くなります(当社実績)。

一方で、都内でも戸建てが多く集合住宅の少ない練馬区や、埼玉県寄りの足立区の一部エリアなどは、単価は比較的高い傾向があります。

物件を選ばずにポスティングできる「軒並み配布」が単価ダウンに最も貢献しそうな印象ですが、必ずしもそうではなく、そのエリアの住居形態に集合住宅が多く、かつ密集しているエリアが最も単価が安く済む、といえるでしょう。

 

チラシの種類・サイズ

ポスティングは、1枚のチラシだけではなく、冊子タイプのものや、ポスティングの特長でもある試供品やノベルティを付けることができます。これらのタイプのものは、反響率アップの要因になりうる一方で、配布単価を押し上げる要因でもあります。

配布スタッフがポスティングをする際は、例えばB4サイズのチラシであれば、一度に2,000枚ほどを持って行うことができます。しかし、例えばOPP袋にチラシとポケットティッシュを入れたものをポスティングする場合は、かさばる上に通常のチラシよりも重量が大きくなるため、一度に持てる量が300部程度にとどまります。配布スタッフを追加する必要があるので、単価が上がるというわけです。

手持ち分がなくなるスピードが速いため、配布スタッフは配布チラシ在庫の集積所に取りに行って、また現場に戻って、と往復が増えることにもなりタイムロスも生じるので、時間的コストがかかってしまうのです。

あくまで参考値ですが、都心部で軒並み配布の場合、

  • B4チラシ 5円
  • OPP袋入りA4チラシ&ポケットティッシュ 7円

のように、2円程度の差が出てきます。この価格の差は、配布エリアによっても異なってきます。チラシ在庫を比較的取りに行きやすい場所に設定できる都心であれば、高くなりにくいですが、横須賀など住宅が点在しているようなエリアではプラス4円ほどかかる場合があります。

 

チラシの枚数

部数が多いほど、ボリュームディスカウントが効く場合もあります。当社実績では、1回あたりの部数が10万部を超える場合に、0.5~1円の割引をしています。

ただ、前述のようにポスティングの原価は人件費(原価)です。そこをしっかりと確保している企業ほど、大幅なディスカウントはしないはず。もし大幅に(30%オフなど)割引しているような企業の場合は、元の価格設定が適切ではなかったり、人件費をカットしている可能性もあるので、注意して品質の見極めをした方がいいでしょう。

 

配布期間

配布期間とは、チラシの納品から配布完了までの日数を意味します。
部数によらず1日で配りきる新聞折り込みと異なり、ポスティングは部数によって配布期間が複数日かかることがあります。

納期が長いほど配布スタッフのスケジュールを押さえやすく、配布エリアの緻密な地図作成が行えるといった事情から、単価は安くなりやすいです。例えば、配布期間を「1週間」としている企業の場合は、その期間を短く指定するほど、単価が上がります。

ただ、「即日配布を依頼したい」といった急を要するケースもあると思います。即日依頼・即日対応をしているポスティング会社さんもあるので、ニーズに応じて選択しましょう。

 

配布形態

配布形態とは、配布スタッフの調達をどのように行っているか、を意味します。配布形態には、主に下記の2つがあります。

  • 固定型:配布したいエリアに居住している配布スタッフの自宅にチラシを届け、自宅を起点にその周辺エリアにポスティングする
  • 移動型・キャラバン型:居住地に関係なく、配布スタッフに配布エリアに集合してもらい、所定の場所を起点にポスティングする

 

配布形態

近年では、ポスティング会社の9割が固定型を採用しているといわれています(当社調べ)。実際に、固定型は、配布スタッフの交通費がかからないため、単価ダウンにもつながります。

メリット デメリット
固定型
  • 配布スタッフを現地調達できるので、交通費がかからない
  • 居住地によって配布エリアにムラが出る
  • 自分の知らないエリアの配布がなされない可能性がある
  • 主婦や高齢のスタッフが多いため、重い荷物(チラシ)を持って歩き回るのが負担
移動型・キャラバン型
  • 配布チラシを積んだ車両で移動できるため、広範囲に配布できる
  • 配布スタッフの交通費がかかる
  • 短納期の場合は、配布スタッフを押さえるために遠方から来てもらわなければならない場合もあるため、交通費分のコストがかさむ

 

ポスティングの料金相場

ではここで、1都三県のポスティング料金相場をご紹介します。(※当社調べ)

 

エリア A4サイズ 軒並み配布 平均単価
東京都 23区 5円前後
東京都 23区以外 6円前後
神奈川県 6円前後
埼玉県 6円前後
千葉県 6円前後

 

同一県内でも、戸建てが多いエリアは単価が比較的上がったりと異なりますので、あくまでも参考値として捉えてください。

続いて、ポスティング単価を新聞折り込み、DMと比較すると下記です。

ポスティング 新聞折り込み DM
単価
4.5円前後/部
(B4チラシの場合)

3.5円前後/部
(B4チラシの場合)

60円前後~
(ハガキの場合)

よく比較されるのは新聞折り込みですが、新聞折り込みの方が用紙のサイズや形状などの制約が大きく、またノベルティや試供品を添付するといったこともできません。DMは郵便物として投函されるため、価格は圧倒的に高くなります。目的に応じて使い分けましょう。

関連コラム ポスティングと新聞折り込みの違いを徹底比較

 

ポスティング費用を抑えるためには

単価がどのように決まっているかを紹介してきました。ここで、それぞれの項目が単価にどのように貢献するのかを一覧にまとめました。

ポスティング費用を抑えるためには

安い方を選択していくことで、単価ダウンが見込めます。ご予算をオーバーしてしまいそうな場合は、譲れない項目と調整できる項目とを複数パターン提示して、見積もりを取ってみると良いでしょう。

 

反響の出るポスティングと単価

ポスティングの費用が安く済むに越したことはないものの、コストを掛けるからには、反響を出したいですよね。反響の出るポスティングを実施する上で、特に注意したいのが下記の2つです。

  • ポスティングのクレーム対応
  • 配布スタッフの管理体制

 

ポスティングのクレーム対応

ポスティングは他の販促手法と比べるとクレームが発生しやすいのは事実です。単価が安い企業は、配布スタッフの教育などのコストをカットしている可能性もあり、クレームにつながりやすくなる可能性も高いです。
クレームが発生のリスクを最大限抑えつつ、万が一クレームが発生してしまったときに真摯に対応してくれる会社なのかを吟味しておく必要があるでしょう。

ポスティングのクレーム対応について、詳しくは関連コラムで紹介しています。ぜひ参考にしてください。

関連コラム
ポスティングのクレーム対応 「自宅まで詫びに来い!」と言われたらどうしたらいい?


「訴えるぞ!」と言われた。ポスティングは違法なの? 

 

配布スタッフの管理体制

ポスティングスタッフの雇用形態は業務委託、アルバイトが主です。しっかりと教育が行き届いていなければ最悪のケースではチラシを廃棄して配ったことにする、といったことも。GPS(位置情報システム)付きのスマートフォンを持たせて管理しているかどうか、配布完了のチェック体制なども、依頼する前に確認することをおすすめします。

特に、単価が平均よりも大幅に安い場合は、一概には言えませんが、人件費を極力安くしている可能性もあります。それは結果的に、いいパフォーマンスにつながりません。配布スタッフの質によって反響は大きく異なってくるので、管理体制については単価に関わらず事前に確認しましょう。

 

ポスティングの単価 まとめ

ポスティング単価の原価は配布スタッフの人件費であり、ご紹介してきた配布エリアの地形や配布期間などによって変動します。そのため企業間の単価の差は、それほど大きくはならないはずです。同じエリアと条件で比較した時に、平均相場を大幅に下回る場合は、どのような理由があるのか質問しておきましょう。納得できる理由でなければ、手間を極力省くなど品質面でコストカットしている可能性も高いです。単価だけを見るのではなく、管理体制なども加味して比較し、反響の出るコスパの良いポスティングを実施しましょう。

当社の東京23区のポスティング単価はこちらから無料でダウンロードいただけます。

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