フランチャイズで加盟店を増やすための集客手法!成功事例も合わせて解説!
フランチャイズ本部において、加盟店を増やすことは非常に重要な要素です。そして、加盟店を増やすためには、いかに効率的に集客できるかが成功の鍵を握ります。
本記事では、フランチャイズ本部の担当者の方に向けに、加盟店集客を成功させるためのポイントをご紹介。具体的な施策や、成功事例を中心に解説します。
フランチャイズで加盟店を募集する際のポイント
フランチャイズ加盟店を効果的に募集するためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。 ここでは、募集活動を成功に導くためのポイントを3つ解説していきます。
魅力的なビジネスモデルを伝える
加盟を検討している企業や個人がまず気にするのは「儲かるか」どうかです。
そのためフランチャイズのビジネスモデルが魅力的であることを明確に伝える必要があります。
ビジネスモデルの魅力を伝えるためには、下記の項目について明確・魅力的に訴求しましょう。
・収益モデル・費用モデル(利益率が分かるように)
・市場における競争優位性
・商品・サービスの特徴・差別化要素
・ブランド力(すでに構築されている場合)
以上の点を分かりやすく・具体的に示すことで、加盟希望者の関心を集めることができます。成功事例を交えながら、具体的な数字やデータを用いて、収益性や成長性をアピールすることで、加盟希望者は、将来性や収益性をよりリアルに感じ取ることができます。
必要な投資額や収益見込みを明確に提示する
ビジネスモデルに加えて、フランチャイズにどの程度投資して、どの程度のリターンがあるかの「ROI」を明確に提示できるとなお良いです。
すでに展開されている加盟店の初期投資額やランニングコスト、収益見込みなど成功事例があればぜひアピールしましょう。ロイヤリティの料率などのコスト面の説明も重要です。
また、家賃や人件費、材料費など、事業を運営するために必要なランニングコストについても、できる限り具体的に提示することで、加盟希望者は、必要な資金計画を立て、資金調達の可否を判断することができます。
※ただし、収益を保証するものではないことを明記し、リスクについてもきちんと説明することが大切です。 これらの情報を透明性高く開示することで安心感や誠実さも訴求できます。
本部による加盟店支援の体制をアピールする
フランチャイズ本部よる支援体制も、加盟希望者にとって非常に重要な要素です。
具体的にどのようなサポートを提供しているのか、ホームページや資料などで分かりやすく説明しましょう。
たとえば、以下のような内容があると好ましいです。
・開業前の研修やサポート
・店舗運営のノウハウ提供
・マーケティングや販促活動の支援
・システムやツールの提供
特に加盟店がスムーズにオンボーディングできるような研修、売上を効率的に上げられるようなマーケティング・販促のサポートは非常に重要です。
経験豊富な専任スタッフによるサポート体制や、定期的な訪問によるきめ細やかなフォローアップ体制など、具体的に示せるものがあればぜひアピールしてください。
フランチャイズの加盟店集客で効果的な方法
フランチャイズ加盟店を集客するには、さまざまな方法があります。 ここでは、特に効果的な7つの方法を紹介し、それぞれのポイントと合わせて詳しく解説していきます。
ホームページ
商圏分析ができたら、先程の「フランチャイズで加盟店を募集する際のポイント」をきちんとアピールするホームページが必要です。
参考:DUSKIN
例えばDUSIKNのオーナー募集ページでは必要な初期費用やサポート体制などが分かりやすく記載されたページがあります。
また当ページをGoogle広告などのリスティング広告を活用することで、露出・認知を高めることが可能です。
SEO対策
SEO対策とは、Search Engine Optimization の略で、検索エンジンの検索結果ページで自社のウェブサイトを上位表示させるための対策のことです。
先程ご紹介したホームページを検索エンジンで見つけてもらえるような対策を施しましょう。
例えば「〇〇(ブランド名) オーナー募集」「〇〇(ブランド名) フランチャイズ募集」などのKWで検索した際に、上位に表示されるような対策は少なくともやっておくべきです。
また、ホームページのコンテンツを充実させたり、他のウェブサイトからリンクを獲得したりすることで、検索エンジンからの評価を高めることも効果的です。 SEO対策は、長期的な視点で、継続的に取り組むことが重要です。
説明会・セミナー
フランチャイズ加盟店集客において、説明会やセミナーの開催も、効果的な方法の一つです。加盟希望者に対して、フランチャイズビジネスの魅力や強みを直接伝えることができるからです。
説明会には「個別説明会」と「集団説明会」があります。
個別説明会では、参加者の個々の状況や関心に応じて、説明をカスタマイズできるため、よりパーソナライズされた対応が可能です。参加者の資金状況や経営経験に合わせて、具体的な助言やシミュレーションを提供できます。一方で参加者数は限定されるためコストが高くなってしまうのがデメリットです。
一方で集団説明会は、集客さえできれば参加者を担保できますが、全体的なフランチャイズの概要を一括で説明するため、一般的な情報が中心となります。
ただし、ともに説明会を実施する効果は「質問機会などの双方向のコミュニケーションを通してブランド理解を深められること」にあります。
コストはかかりますが、有効な手法と言えるでしょう。
展示会
展示会への出展も、多くの加盟希望者や新規事業展開を検討している企業に対して、直接フランチャイズビジネスの魅力をアピールできる良い機会です。
展示会では、自社のブースを設け、フランチャイズビジネスの概要や強み、成功事例などを紹介するパネルや資料、動画などを展示し、来場者の興味関心を惹きつけましょう。来場者からの質問に直接答えることができたり、より詳しい情報を提供したりすることで、成約率を高めることも可能です。
ただし出展費用や出展当日のブースに担当者を配置する人件費など少なくないコストが発生します。
主な展示会としては「日経フランチャイズ・ショー」「マイナビ独立フランチャイズ・独立開業フェア」などがあります。
SNS
Facebook や Instagram、X(旧Twitter) などのSNSも活用候補の1つです。
また加盟希望者の属性に合わせて利用するSNSを選定しましょう。
引用:【2024年2月最新】SNSの利用者数とユーザー属性や特徴まとめ
ポータルサイトへの掲載
有料にはなりますが、自社で集客するリソースがない場合はポータルサイトへの掲載も有効な候補です。
アントレなどが代表的なポータルサイトです。
引用:アントレ
ポータルサイトにはあらゆる業界・エリア・契約形態などからフランチャイズブランドを検索できるようになっており、加盟希望者が集まるサイトになっています。このようなポータルサイトに広告掲載することも加盟店募集の施策の1つです。
ただし、ポータルサイトは、あらゆるブランドが掲載されているため、ポータルサイト内での競争が発生します。自社の特徴や差別化が明確になっていないと、埋もれがちであり、費用の無駄遣いになりかねない点に注意が必要です。
加盟店集客に役立つフランチャイズ成功事例
ここでは、フランチャイズ加盟店募集に成功した企業の事例を2つ紹介し、成功のポイントを詳しく解説していきます。 これらの成功事例を参考に、自社のフランチャイズビジネスに最適な集客方法を見つけ出しましょう。
フランチャイズ加盟店募集の成功事例1:カレーハウスCoCo壱番屋
CoCo壱番屋は、言わずとしれた日本中に展開しているカレーチェーン店です。
壱番屋の独立支援「ブルーシステム」のホームページは非常に参考になります。
オーナーのインタビューやフランチャイズの仕組みの紹介など、加盟希望者が知りたい内容を非常に分かりやすく掲載。
また、サイトのゴールを説明会参加に置いてあり、興味を持った加盟希望者がスムーズに説明会を予約できる動線設計も秀逸です。
フランチャイズ加盟店募集の成功事例2:ECOFIT24
引用:ECOFIT24
ECOFIT24は無人運営のフィットネスジムです。
サイトに入ってすぐに動画が埋め込まれており、店舗のイメージが非常に持ちやすい形になっています。また出店事例(投資の回収目安も書かれている)やオーナーの声も充実しています。
サイトのゴールは資料請求となっており、資料をダウンロードした加盟希望者にアプローチしていく狙いのようです。
フランチャイズ加盟店集客のまとめ
フランチャイズ加盟店集客を成功させるためには、魅力的なビジネスモデルを説明し、効果的な集客方法を活用していく必要があります。
本記事で紹介した成功事例を参考に、自社のフランチャイズビジネスに最適な集客戦略を立て、加盟店を増やし、フランチャイズビジネスの成功を目指しましょう。
他のFCと差別化するならエリアマーケティングシステムDEECH
加盟店の販促策の管理にお困りではありませんか?
弊社のエリアマーケティングシステムDEECHは、各店舗が実施したチラシ販促の一元管理が可能です。
どのエリアに、どれだけの部数を配布したのかを、Googleマップ上で俯瞰して見ることができます。来店や申し込みにつながった顧客の住所データを取り込んでプロットすることもできるので、仮説検証もデジタルデータを元に実施することができます。
商圏分析機能も付いているので、商圏分析しながらエリア選定ができるため、データを元に分析や販促戦略・計画を立てることができます。新規出店時にも、「どのエリアが最適か」を見える化できます。
エリアマーケティングツールDEECHをご利用いただくことで、各店舗の煩雑なポスティング発注業務の工数削減にも役立ちます。
DEECHの機能や成功事例をまとめた資料はこちらから無料でダウンロードできます。ぜひご覧ください。