ジオ広告だけじゃない!地域指定ができる4つのウェブ広告メリット・デメリット

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特定の地域限定でウェブ広告を配信したい場合、ジオターゲティング広告以外にもGDNやLINE広告、Facebook広告など、選択肢は複数あります。今回は、それぞれの地域広告がどのような地域指定ができるのかとメリット・デメリット、配信設定の例をご紹介します。

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エリアターゲティングとは

エリアターゲティングができるウェブ広告とは、「今、Aエリアにいる人」のほか、過去にさかのぼって「Aエリアに来たことがある人」に絞り込んで配信できる広告のことです。商圏内に居なくても、商圏に通勤している人や、頻繁に買い物に来る人などを割り出し、その人たちを指定することで最適な広告配信ができます。

そもそも、なぜエリアターゲティングが可能になるのか

地域を指定してターゲティングできるのは、今やほとんどの人が持っている「スマートフォン」で位置情報を取得できるから。かなりの精度でユーザーの「いつどの辺りにいたのか」というデータが蓄積されています。位置情報を取得するには、主に下記の3つの方法があります。

位置情報を取得する3つの方法について、詳しくはこちら

 

地域広告の概要とメリット・デメリット

エリアターゲティングできるウェブ広告(地域広告)には、ジオターゲティング広告の他、Google、LINE、Facebookの4つが挙げられます。ここでは、それぞれの概要と、メリット・デメリットを紹介していきます。

ジオターゲティング広告

配信エリア指定 1km~
配信面 ウェブ面・アプリ面(一部媒体でSNSへの出稿も可)
配信費用の目安
(当社実績)

5万円/月~
最低出稿金額を設けていないサービスもあるが、「認知拡大」という目的にコミットするためには、ある程度の配信ボリュームを確保する必要があり、5万円が配信費用の目安となる。

メリット 配信エリアを1m単位やフリーハンドで決められるなど、エリア設定の柔軟度がかなり高いため、他のウェブ広告に比べて狭域エリアの配信に強い。例えば「東京ドームに過去3カ月以内に訪れた人」など、東京ドームを指定したピンポイントエリアでの配信が可能。認知拡大に向いている。
デメリット SNS広告と異なり、興味関心でのセグメント指定ができない。エリアと興味関心との相関性が強いほど、興味関心でのセグメント精度を上げることができる。

 

「ジオターゲティング広告とは?メリットデメリットをやさしく解説」記事はこちら

 

Google(GDN)

配信エリア指定 1km~
配信面 ウェブサイト、YouTube、Gmailなど
配信費用の目安
(当社実績)

5万円/月~
GDNはジオターゲティング広告と同様、「認知拡大」という目的にコミットするためには、ある程度の配信ボリュームを確保する必要がある。5万~10万円以上が配信費用の目安となる。

メリット ウェブサイトの検索行動から興味関心を特定できるため、興味関心のターゲティング精度が高い。どの面に配信するかという「面」のターゲティングと、誰に配信するかの「属性」のターゲティングも可能で、認知だけでなくコンバージョンに近い配信ができる。
デメリット 配信面など細かな設定ができる反面、配信設定がやや難解。

 

関連記事 Googleを地域広告として活用して集客力を上げる方法 メリット・事例も紹介

 

LINE

配信エリア指定 1km~
配信面 LINE関連サービス(LINE、LINEマンガ、LINENEWSなど)
配信費用の目安
(当社実績)
5万円/月~
メリット アクティブユーザーが他のSNSと比べても圧倒的に多い。メールと代替したコミュニケーションアプリとしての側面が強いため、TwitterやFacebookを利用していない人やウェブサイトをあまり閲覧しない人にもリーチしやすい。また、自社アカウントに友達登録している人と似た属性のLINEユーザーへの配信も可能なため、自社にニーズがある人へ広告を配信できる。
2022年から、配信エリアが従来の3kmから1kmと、よりきめ細かく指定できるようになった。
デメリット 他のSNS広告と比べると、拡散性が低い。

 

Facebook

配信エリア指定 1km~
配信面
Facebook、Instagram
配信費用の目安
(当社実績)
5万円/月~
メリット
Facebookが他のSNSと異なるのは、「実名登録」すること。しかも年齢、
学歴、ライフイベントなどを登録しているユーザーも多いので、パーソナルな内容でのターゲティング精度が高まる。自社の会員と類似のユーザーを機械学習して、自動でターゲティングすることも可能。
デメリット
クリック単価がやや高い(当社実績より)。

 

関連コラム Facebookを地域広告として活用 集客力を高める地域指定の種類と方法を解説

 

 

エリアターゲティングはどうやったらいい?配信設定の例

では、 実際にどのようにターゲティングができるのでしょうか。2つの例をご紹介します。

例1 学習塾:商圏内で子供がいる親に配信したい

おすすめの広告 LINE
おすすめの理由 LINEは主婦層の利用率が高いSNSのため。
配信設定例

半径3kmのエリアで、「子供あり」の属性と、「教育 ・学習・資格 」の興味関心ターゲティングで指定。

 

例2 フィットネスジム:商圏内のビジネスマンの会員を増やしたい

おすすめの広告 Facebook
おすすめの理由 Facebook広告はビジネスマンの利用者が多く、興味関心のターゲティング精度が高いため。
配信設定例 半径1kmのエリアで「フィットネス」に興味のある「男性30~50代」を指定して配信。

 

地域広告のメリット 「予算を有効活用できる」

地域広告のメリットは、ズバリ「限られた予算を有効に活用できる」こと。例えば、東京都世田谷区に店舗 を構えるフィットネスジムの見込み顧 客は、店舗周辺の居住者 や、 店舗近くに勤務しているビジネスパーソンなどが主な対象 になるでしょう。エリアターゲティングをしなければ、例えば神奈川県横浜市の居住者 などにも広告配信されてしまうこともあります。これって、とっても無駄ですよね?

エリアを指定して、そこで活動している人に絞り込んで配信すれば、エリア内のターゲットにより多くリーチできる、つまり予算をそこに集中投下できるというわけです。エリアターゲティングをした方が、おのずと費用対効果もアップすることは明らかです。

店舗を持っている方や、特定のエリアを任されている方がウェブ広告を検討しているなら、このエリアターゲティングができる地域広告がおすすめです。

パーソナルジムの成功事例 Facebook/Instagram広告でコスパよく集客

当社のお客様であるパーソナルジムでは、10万円 の予算で下記のような結果が出ました。CPAで見ると、ジオターゲティング広告よりもFacebook/Instagram広告の方が圧倒的にコスパよく配信できたことが分かります。

  表示回数 クリック コンバージョン(入会)数
ジオターゲティング広告 416,667回 714回 2件
Facebook/Instagram広告 585,814回 482回 5件

 

これは、ジオターゲティング広告ではできない、ウェブサイトやアプリの閲覧履歴でのターゲティングを、エリアターゲティングと掛け合わせることによって実現 したものです。

このように、地域広告の中でもターゲティングしたい人の絞り込みにより向いている広告を選択すれば、費用対効果を一 層高めることにつながります。

 

まとめ

ジオターゲティング広告の他、GDNやLINE広告、Facebook/Instagram広告でもエリアターゲティングが可能です。それぞれの地域広告が持つ特徴やメリットを、御社がターゲティングしたい内容に合わせて活用すれば、一層費用対効果の高いウェブ広告配信ができるでしょう。ウェブ広告が初めての方も、「特定の地域に広告を展開する」という意味では、ポスティングと同じ。ポスティングのエリアを選択する感覚で始めてみてはいかがでしょうか。

上記で説明した媒体一覧のメリットデメリットをまとめた資料をご用意しました。媒体選定を行う際や販促会議などでぜひご活用下さい。

 

 

Facebook広告、Googleの地域指定方法についてはこちらの記事をご覧ください↓

 

 

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