クロスメディアでエアコンクリーニング270件を受注
小田急電鉄
事業内容:「小田急くらしサポート」にて、Odakyu OX 食品宅配サービスや、家事代行、ハウスクリーニング、リフォームなど、暮らし全般に関わる支援サービスを展開している。
この事例のポイント
- 若年層に向けたウェブでの情報発信に課題を感じていた
- ウェブ広告と紙広告の相乗効果で270件のお申込み獲得
- ウェブ経由のコンバージョンが増加。認知も拡大
【お話をうかがった方】
小田急電鉄
営業推進部 くらしサポート 宣伝・販促担当
山田 麻紀子さん
目次
- 1 まずは山田さんのミッションを教えてください。
- 2 小田急くらしサポートは2014年にスタートしたとうかがっていますが、販促面ではどのような課題を抱えていましたか。
- 3 山田さんとは、広告関連の展示会で当社のブースにお立ち寄りいただいたのが最初の出会いでしたね。
- 4 夏に向けたエアコンクリーニングのキャンペーンを打ち出したいとご依頼いただきました。LP制作からリスティング、チラシ制作と、フルパッケージでしたね。 【ご依頼いただいたもの】 ・LP制作 ・リスティング広告 ・チラシ制作(DM、ポスティング、新聞折り込みで展開)
- 5 当社にご依頼いただく際に、決め手となったことはどのようなことでしたか。
- 6 ほぼフルパッケージで、しかも初めてのウェブ(リスティング)広告も実施いただくに当たり、不安はありませんでしたか。
- 7 やり取りする中で、印象に残っていることはありますか。
- 8 その後、地域での認知などを実感することはありますか。
- 9 では最後に、当社に今後期待することを教えてください。
- 10 ありがとうございました。
まずは山田さんのミッションを教えてください。
小田急くらしサポートは、小田急電鉄沿線のお客様の生活の中のお困りごとを解決する、相談窓口としての役割を担っています。メニューとしては、Odakyu OXの食品宅配、家事代行サービス、ハウスクリーニングなどです。私は小田急くらしサポートの販促宣伝を担当しており、より多くのお客様にサービスを利用いただき、沿線での暮らしを一層快適にしていただくことを使命としています。
小田急くらしサポートは2014年にスタートしたとうかがっていますが、販促面ではどのような課題を抱えていましたか。
立ち上げ当時は、Odakyu OXの食品宅配のお客様に対して家事代行サービスなどをご紹介していくという流れがメインだったこともあり、お客様の8割以上が70代以上でした。若年層のお客様にもご利用いただきたかったのですが、具体的な施策を打ち出せていませんでした。というのも、ご高齢のお客様がメインだったこともあり、ウェブサイトはPDFをそのまま貼り付けたようなものにとどまっていたんです。若年層の方が当サービスについて検索したとしても、どのようなサービスなのか具体的にイメージしづらかったと思います。若年層の獲得に向けて本格的に動き出したのは、2018年からでした。
山田さんとは、広告関連の展示会で当社のブースにお立ち寄りいただいたのが最初の出会いでしたね。
若年層へのアプローチとしてLP(ランディングページ)のリニューアルを検討しており、制作できる会社を探すために展示場に足を運びました。選定基準は、従来から実施してきたチラシの制作もできる企業。LPとチラシどちらかだけを制作できる会社はいくつもありましたが、両方ともできるのはDEECHさんが初めてでした。私たちにとっては、これまでリーチしたことのない方に向けて広告を展開するので、広告媒体をあまりしぼらずに手広くやってみたかったのです。さらにウェブ広告の配信もお願いできるとのことで、依頼することに決めました。
夏に向けたエアコンクリーニングのキャンペーンを打ち出したいとご依頼いただきました。LP制作からリスティング、チラシ制作と、フルパッケージでしたね。
【ご依頼いただいたもの】
・LP制作
・リスティング広告
・チラシ制作(DM、ポスティング、新聞折り込みで展開)
キャンペーンをスタートすると、お申込みが殺到。現場の対応が追いつかない程の反響があり、受注をストップせざるをえないほどでした。最終的に、270件のお申込みをいただきました。
内訳は、電話からが140件、ウェブからは130件と、ほぼ半々でした。特に意識していた若年層のお客様からのご依頼もいただけたので、販促としては大成功でした。
以前はお電話からのお申込みしかチャネルがありませんでしたが、LPを作成したことでウェブでのチャネルも開拓でき、これだけの受注につながったと思います。
翌年の2020年に実施したエアコンクリーニングのキャンペーンでもウェブと紙両方で販促を行った結果、600件のお申込みがあり、前回の2倍以上の反響を得られました。
当社にご依頼いただく際に、決め手となったことはどのようなことでしたか。
当時は私一人が専任だったので、複数の企業さんに依頼するとなると采配も難しい。1社でウェブも紙も制作いただける点は大きかったですね。
また、このキャンペーンのプロモーションを依頼する前に別のキャンペーンのLPを依頼したのですが、複数社を比較検討する中でも非常にリーズナブルでした。レスポンスも速くて、校了までのやり取りがスムーズなのはとても助かりました。こちらはウェブについて分からないことだらけだったのですが、ストレスなく進行してもらえたんです。次のキャンペーンを依頼するときも、DEECHさんにと思っていました。
ほぼフルパッケージで、しかも初めてのウェブ(リスティング)広告も実施いただくに当たり、不安はありませんでしたか。
ウェブ広告の反響を計測するためにGoogle Analyticsの設定が必要で、触るのも初めてでしたが、その設定も一緒にやっていただけました。相談するといつも助けてくれて、時間外に対応いただいたこともしばしば。「頼れるパートナー」のような存在だったので、不安に感じることはありませんでした。
やり取りする中で、印象に残っていることはありますか。
確認の連絡がマメなので、助かっています。制作会社さんと連絡する際はメールが主ですが、文字だけだとこちらの要望がきちんと伝わっているかどうか不安になることがあります。その点DEECHさんは、こちらがメールすると、電話で「こういう認識で合っていますか?」と連絡をくれるので、安心してお任せできます。実際に初稿が上がってきたときに「想定したものと乖離」していることがないのは、こまめに確認してくれているからだと思います。
その後、地域での認知などを実感することはありますか。
以前は、ウェブサイトの閲覧数が日に数十件だったのですが、依頼させていただいてからは圧倒的に増えましたね。「小田急」というキーワードを含む生活のお困りごとに関する検索も増えているので、認知が着実に拡大していると感じています。
今日に至るまで複数のLP制作を依頼していますが、その都度新規のお客様、私たちとして特に獲得したいと考えている若年層のお客様からのご依頼につながっています。
では最後に、当社に今後期待することを教えてください。
一通りの販促を体験した上で、リピーターのお客様を増やす、ということが課題として上がってきました。新規でご依頼いただいたお客様には、他のサービスもご紹介したいのですが、その導線に改善が必要だと感じています。2021年度はサービスメニューも増え、それに伴ってキャンペーンの回数も増える予定なので、販促のパートナーとしてアイデアや改善案を期待しています。DEECHも利用予定なので、こちらでの分析で販促がより強化できるのでは、ととても楽しみです。