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チラシデザイン一新で地域での認知拡大

shopro ×(かける) DEECH

小学館集英社プロダクション

事業内容:キャラクターライセンス事業などを担うメディア事業のほか、保育施設や学習教室、学童教室などを運営するエデュケーション事業を展開する。

教育

この事例のポイント

  • 競合の多い商圏内で、認知拡大に伸び悩んでいた
  • 従来のチラシを一新。強みやビジョンが伝わるデザインに
  • 「チラシを見た」という顧客が多数。認知拡大を実感

【お話をうかがった方】

小学館集英社プロダクション
エデュケーション事業本部
新事業開発室
ポケモングローバルアカデミーチーム
梶谷祥子さん

目次

梶谷さんが所属されている部署では、学童教室2店舗を運営されています。梶谷さんはその2店舗の集客から営業まで携わられているとうかがっています。

東急田園都市線「たまプラーザ」駅と「宮崎台」駅それぞれの近くに、「ポケモングローバルアカデミー」という、小学生のお子様が放課後に通う民間学童を展開しています。当校にお通いいただけるお子様を増やし、長く愛される施設にすることがミッションですが、他にも入会前の説明会への集客などにも携わっています。

 たまプラーザと宮崎台辺りとなると、教育熱心な子育て世帯も多いエリアですね。競合も多そうですが、御社の課題はどのようなところにあったのでしょうか。

たまプラーザ教室は2016年、宮崎台教室は2019年にそれぞれオープンしました。このエリアにはまさに、教育に対する感度の高いファミリー層が多いこともあり、学童保育事業を展開している企業様も多いエリアです。そうした中で、いかに当社ならではの強みを届けるか、埋もれないようにするかという点が課題でした。

たまプラーザ教室がオープンした頃は、待機児童が多いことが社会問題として大きく取り上げられた時期でもありました。保育園を利用する層、つまり共働きのファミリー層は、お子様が小学校に上がった時に学童保育をはじめとする何らかの教育施設を利用する可能性が高い。当社のターゲットと一致する層でもあります。こうした社会的なニーズが大きいこともあり、しっかりとアピールしていく必要性を感じていました。

当社にご依頼いただく以前から、チラシや看板広告、ウェブ広告などにも取り組まれていたと思います。施策を推進していく中で改善したいと感じていたのはどのようなことでしたか。

当社ならではのメリットや狙いをキャッチコピーやビジュアルで表現することの難しさを感じていました。ポケモングローバルアカデミーは、小学生が放課後に“楽しくまなべる”時間と空間をご提供することを目指した教室です。「教室」と聞くと机上で勉強するイメージが強い方も多いと思いますが、当校はそうではなく、一人の人間としての成長や、実社会で必要とされる力を育むことを主眼に置いています。

ただ、こうした理念や意図をキャッチコピーやビジュアルなどで一目で伝わるように表現するのは難しい。広告として表現する際に、「学童とまなび」といったフレーズの一辺倒になってしまったり、当社で提供しているサービスやコンテンツのラインナップを羅列するにとどまっており、独自性を的確に伝えられていなかった。他社との差別化ポイントを伝えるためには、デザインを一新する必要性を感じていました。

 

自社の強みは明確になっていても、それを広告としてどう表現するか、どう訴求するかは、多くの企業さんが直面する課題でもあります。当社に最初にご依頼いただいたのは、「手に取ってもらえるチラシ」への一新でした。

ご提案いただいたのは、DEECHさんが得意とする型抜きチラシでした。ハート型や家型などの過去の事例をお見せいただく中で、「アイコンとしているキャラクターの型抜きチラシができたら面白いですね!」という話になったと、前任の担当者から聞いています。アイコンとしている誰もが知っているキャラクターを前面に打ち出したデザインにすることで、多くの方に手に取っていただけるだろうという確信がありました。

キャラクターの型抜きチラシは、小学校入学前のお子さんが、健康診断のために親御さんと一緒に小学校を訪問する日に、学校の前で手配りするためのものでしたね。複数の競合他社がチラシ配布をする中で、埋もれないようにするためにはインパクトも大事ですね。

以前は三つ折りのチラシを配布しており、基本的に保護者様に直接お渡ししていました。しかしキャラクターのチラシは、お子様方からの人気が絶大(笑)私も手配りしていたのですが、配りそびれてしまった親子がわざわざ戻ってきて「チラシください!」と言われることもありました。以前は、他企業様も多く来られている中で埋もれてしまいがちなことが課題でしたが、この時は一緒に配っていた他のメンバー達も「すごく配りやすかった」と好評でした。「あのキャラクターの学童といえば当社」という認知は格段に上がったプロモーションだったと思います。

 その後、駅に掲示するポスターやウェブ広告もご依頼いただけるようになりました。特にウェブ広告は既に他社さんで実施されていて、当初はご依頼いただける余地はなさそうでしたが…。

当社の理念や運営方針など「まさにこういうことを伝えたかった!」という内容を、しっかりと反映していただけたのが、駅用のポスターでした。

駅に貼り出したポスター

こちらが表現したいと思っているものをキャッチコピーとビジュアルで表現してくれました。当社が目指しているまなびの要素も伝わってくるデザインで、私たちもハッとさせられました。

ウェブ広告については、まだまだPDCAを回し始めた段階でしたが、多くの方に知っていただくことへの貢献度は伸び悩んでおり、思うような費用対効果が得られていませんでした。キャラクターチラシの時もそうでしたが、ご提案いただくものが私たちにすごく刺さっており、こちらの要望を形にしてくれるDEECHさんなら、ウェブ広告もしっかりフォローしてくれるのではと思い、御社にしぼって実施していくことにしました。最初に実施したのはYahooのリスティング広告とディスプレイ広告で、月ごとのレポーティングもきちんと解説してくれて頼りにさせてもらっています。

クロスメディアで展開することで認知がより広がったのでは、と思いますが、認知は数値ではなかなか測れない部分でもあります。梶谷さんが日ごろの営業活動の中で実感したことはありましたか。

説明会にご参加いただいたお客様から「(キャラクターの)チラシを見ました」と言っていただけることは何度かありました。もちろん、そのチラシだけではなく、駅ポスター含めいろいろなところで当社の広告を目にしていただいていると思いますし、それぞれが今まで発信してきた広告とは全く異なる印象のものなので、これまで気付いていなかった方にも目にしていただける機会は増えたのではないかと思います。

 

今後も、御社のかゆいところに手が届くような提案をしていきたいと思います!提案からアフターフォローまで、当社の対応は率直にいかがですか。

こちらの要望をくみ取る力というか、ヒアリング力がすごいなと思います。自分達では思いつかなかった表現を広告に落とし込んでくれたのは、当社の意図や理念をしっかりと踏まえてデザインしていただいたからだろうと感じます。

また、いつも前向きに当社の依頼に乗ってくれます。例えば、当社の教育プログラムの一環として、外部の企業様にご協力いただき、ポケモングローバルアカデミー利用していただいているお子様たちがいろいろな仕事を体験する企画を立てているのですが、DEECHさんが展開している広告制作やウェブ広告の運用なども体験させてほしいと考えています。そのことをお話しした時も、二つ返事で「面白そうですね!」と快諾いただきました。あんなにあっさりご協力いただけるとは思っていなかったので、正直驚きました(笑)

チャレンジに対して肯定的なのは、当社の社風でもあります。新型コロナで社会情勢が大きく変化している時期ですが、今後当社に期待することを教えてください!

当社は、入会いただいた後も長く愛されることはもちろんのこと、地域にも貢献し続けていける教室を目指しています。時代の変化とともに、教育に対するニーズも変化しています。これからもどんどん新しい提案をしていただきたいです。

ありがとうございました。

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