豊富なアイデアが長期化した物件を完売に導く
小田急不動産
事業内容:「分譲業」「賃貸業」「仲介業」を主体とする総合不動産会社。 小田急沿線を中心に約50年にわたって事業を展開している。
この事例のポイント
- 複数社の広告会社を利用していたが、費用面と品質面に差があった
- 社内でデザインを考えなければならず、アイデアが枯渇し業務に支障が出ていた
- さまざまなアイデア提案があり、反響率アップにつながった
【お話をうかがった方】
小田急不動産
住宅事業本部 住宅販売部
第1販売グループ 上席チーフ
加藤浩二さん
目次
物件販売のための広告や販売戦略の立案、実施に携わっていた加藤さん。当時の部門のミッションはどのようなことでしたか。
私が携わっていたのは東京都の町田にあるマンション。広告費を抑えながら、モデルルームへの来場や、物件購入のお申込みを促すことがメインの業務でした。
複数の広告会社(A社、B社)を利用していたのですが、両社は費用と品質のバランスが両極端でした。例えば、B4 チラシを制作する場合、A社は品質はいいのですが費用が高い。B社は指示する手間暇がかかりますが、安価で制作できる。B社に依頼することが多かったのですが、安価の条件としてどのようなビジュアルにしたいかを毎回ラフを描いて指示しなければなりませんでした。月に3回ほどはチラシを制作していたので、依頼するたびに結構な手間と時間がかかりましたね。
毎回チームでアイデアを出すのですが、我々の本業は不動産の販売なので、当然発想は貧弱になります。その上、ノウハウもないためにどうしても高品質のクリエイティブにたどり着くまでに時間がかかる。当然、反響も出にくくなってきました。自分たちの本来の業務も滞りがちになり、早くこの状況を脱しなければ、と感じていました。そんなとき、DEECHさんからお電話があり、会ってみることにしたんです。
当社からは、どのような提案がありましたか。
そのとき見せていただいたのは、コインでこすると当たりはずれが出るスクラッチ付きのチラシです。モデルルームへの来場促進に使った事例ということで、反響も上々とのことでした。そのほかにもハート形やクリスマスツリーの形をした型抜きチラシや、パタパタとめくり続けることができるフラッパー折りのものなど、さまざまなチラシを見せてもらいました。初めて見た、というわけではないのですが、自分たちでは考えつかなかったアイデアでしたし、他社と比べて圧倒的に事例が豊富な印象を受けましたね。費用面も適切で、コストを抑えながら実施できそうだと感じました。
> スクラッチ付きチラシ、型抜きチラシなどの詳細はこちら
制作をご依頼いただいてから校了までのやり取りで感じたことはありますか。
最初に依頼した時は、ある程度どんな内容にしたいのかを当社から提出しましたが、2回目以降はDEECHさんの方でこちらの意図をくみ取って毎回ご提案いただけたので、非常に楽でした。レスポンスもスムーズで滞りなく進行が行えたので、本来の業務に専念することができるようになりましたね。モデルルームへの来場といった反響についても満足できる結果が得られて安心しました。
それ以来、御社とはもう5年ほどのお付き合いになりますね。
私の経験上、1回きりの依頼で付き合いが終わってしまう広告会社さんも多かったのですが、DEECHさんはそれ以降も提案し続けてくれているからだと思います。また、私の担当エリアだけでなく他のエリアでもご提案いただきました。その際に、社内でも特に話題になったのが、ビールジョッキをかたどったユニークなチラシ。マンションギャラリーへの来場促進だったのですが、特に来場が多かったようです。各エリアの悩みや課題を解決してくれているんだなと感じました。
当社とのやり取りの中で、特に印象に残っていることはありますか。
私の担当エリアで販売期間が長期化してしまった物件があったのですが、どうしても年度末には完売させたかった。正直、売り切れるか不安でしたが、購入者の声を掲載したり、目を引く型抜きにしたりと、さまざまな角度で物件を紹介するものをご提案いただき、形にしていきました。単に物件のプランや設備を掲載する制作物とは異なり、企画から考えて制作するものだったのですが、費用や初稿提出にかかる時間も通常とそれほど変わらず、柔軟に対応してくれるんだなと感じましたね。最終的に物件を年度内に完売できたので、提案いただいたチラシ広告の効果を実感しました。
また、チラシを作って配布したあとに、必ず担当の方から「反響はいかがでしたか」と毎回電話が入りました。作って終わりではなく、その後のフォローもしっかりしてくれるので、当社のことをしっかりと考えてくれているんだな、とうれしかったのを覚えています。
依頼先となる広告会社に、商品やサービス以外で求めることはありますか。
チラシ1枚作るにも何度もやり取りをすることになるので、気持ちよくコミュニケーションを取れるかどうかは大切な要素だと思います。また、DEECHさんは、ご提案いただいた営業の方以外にも複数お会いしたことがありますが、どなたも明るく実直な人柄で非常に好印象です。また、毎回の提案からも感じるところではありましたが、いろいろなことに積極的にチャレンジしているのが伝わってきます。
今後、当社に期待することはどのようなことですか。
今は広告や販売戦略の立案、実施の部門からは離れてしまいましたが、プロモーションにおいてWEBの重要性が増す中で、当社でも従来の紙広告とWEB施策のクロスメディアが求められています。不動産広告は似たり寄ったりなビジュアルになりがちで、「本当にこれで顧客の関心を引くことができているんだろうか」と思うことが多々あります。DEECHさんではWEB広告にも力を入れていらっしゃるので、最新のトレンドを活用した斬新な広告のアイデアを期待したいです。
ありがとうございました。